兵庫横丁

兵庫横丁 | 一般社団法人新宿観光振興協会

兵庫横丁目次

  1. 神楽坂の真髄
  2. 兵庫横丁の歴史
  3. かくれんぼ横丁と呼ばれる由来
  4. 兵庫横丁付近の料亭
  5. 兵庫横丁の最寄り駅
  6. 関連情報
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  8. instagramで情報を見る
  9. Googleで口コミを確認
  10. Twitterで情報を見る

神楽坂の真髄

東京のど真ん中でオシャレなカフェやレストランが多く、最近ますます人気になりつつある新宿区の「神楽坂」。そんな神楽坂路地の入り組んだ街で古くから栄えた有数の花街で、歴史と文化がある街です。「〇〇小路」「□□横丁」と名がついた通りが溢れており、神楽坂の魅力の真髄はズバリ「路地」にあると言えます。

神楽坂の真髄」である路地の中でも「兵庫横丁」は知る人ぞ知る名店が揃う場所。神楽坂から軽子坂に抜けることができる洗練された石畳と黒板塀が並ぶ路地で、老舗高級料理店やモダンなグルメスポットが並びます。
古き良き日本の街並みを堪能出来るスポットとして新宿区まちなみ景観賞を受賞しました。

メディアへの露出も多く、映画やテレビのロケでも使用される景色の良い小路は時間が止まっていたかのような昔懐かしさを感じます。

名店揃いの兵庫横丁の中でもレトロな雰囲気が漂う「和可菜」という旅館(2016年閉館)では野坂昭如氏や山田洋次氏が滞在し、ここでたくさんの名作を執筆したそうです。
東京では大規模再開発などによって街の様子がどんどん変わってしまっていますが、まだまだこういった風情ある街並みに昔ながらの旅館が残るのは奇跡とも言えると思います。
そんな場所で執筆された作品達が、歴史を刻んでいく…なんともロマンを感じます。

兵庫横丁のある神楽坂周辺は東京大空襲の際に区画整理がされなかったため、入り組んだ小道がいまだに残されており、まるで迷路のような細い路地を歩くと「ここは通れるの?」「ここはどこに続くんだろう?」「この先に本当に目的地があるのかな?」と、つい探検気分になってしまう不思議な場所。一本路地に入ると別世界が広がり、一本道が変わるとガラリと雰囲気が変わりますので来た人を飽きさせません。
昔ながらの日本家屋や古民家もたくさん残り、名店のレストランや雑貨店、旅館がずらりと並んでいます。

令和の東京とは思えない雰囲気で、賑やかな神楽坂通りとは違う静寂な雰囲気が漂う路地を散策したりお散歩したり、ランチもディナーもそれぞれ雰囲気の違いを楽しめるので大切な日に大切な人と訪れて欲しい場所です。

兵庫横丁の他にも名前がついた横丁や小路はいくつもあり、料理屋・待合・芸者置屋が揃う三業地と呼ばれていた頃の神楽坂を想像させてくれる「芸者新町」

この近辺に旗本・本多家の武家屋敷があったことで命名された「本多横丁」。

兵庫横丁よりもさらに狭い道がひしめきラーメン店や小さなBARが立ち並ぶ「みちくさ横丁」など、昔からの由来で名前がついたところ、周辺の景色からそう呼ばれるようになったところなどひとつひとつに風情を感じることができます。
また、兵庫横丁から神楽坂を挟むと「神楽坂の毘沙門天さま」などと呼ばれ親しまれている「毘沙門天 善国寺」があります。安土桃山時代よ元禄4年、池上本門寺第12代貫主である日惺上人により馬喰町に創建され、度々火災に見舞われ、麹町を経て寛政5年にこの地に移ってきた歴史ある日蓮宗の寺院です。東京の縁日で露天が出るようになった発祥の地ともいわれています。

兵庫横丁の歴史

兵庫横丁があるあたりは武器商人の街で、戦国時代に牛込氏の居城「牛込城」がありました。牛込城は北条氏の滅亡後に徳川家康に従い廃城したため現在は遺構もなにもなく案内板があるだけですが、この牛込城は武器庫として使用されており、武器庫があったことが「兵庫横丁」と呼ばれるようになったとのこと。
では何で兵庫が武器商人?と疑問に思うところですが、「兵庫」とは兵=つわもの、庫=くらのことですなわち「兵器を納めておく倉」という意味になるので間違いではありません。

兵庫出身の方が栄えさせたから兵庫とちう地名がついたわけではないんですね。
ここに武器庫があったのかというのは、時代をもっと遡ると分かってきます。

1192年に源頼朝が鎌倉に幕府を開き、支配力強化をはかるために、各地から鎌倉へ至る道路を整備しました。これが鎌倉古道ですが、この鎌倉古道が通っていた時代から兵庫横丁のあたりは交通の要衝。つまり軍事・交通・産業の大切な地点でした。
何本もある鎌倉古道のうちのひとつが武蔵国の府中からから前沢を通り中野、落合を通ってこの地を通り大手町を抜け、千葉の国府台まで続いていました。

鎌倉時代に勢力を保持していた北条家の北条氏綱は天文7年と永禄6年~7年の2回、里見義堯・足利義明軍と国府台で大きな合戦を行いました。その時に兵馬を通すためこの道はとても重要視していました。交通の要衝であり、そこにある「武器庫」はとても大きな存在だったといえるでしょう。

ただ、「兵庫横丁」と呼ばれる場所が昔からあったわけではなく、関東大震災や第二次世界大戦後に周辺が灰になり復興したことでできあがった場所なのです。
現在のような形になったのは1960年代のことで、さらに「兵庫横丁」と名前がついて知られるようになったのは1995年、平成7年頃です。
それまで地図には「兵庫横丁」なんて呼ばれる路地はなく、そこに住む人達からも名前がついて呼ばれるような場所ではありませんでし。
1990年の路地ブームが今日の兵庫横丁を作り上げたといえます。

かくれんぼ横丁と呼ばれる由来

これぞ神楽坂!「かくれんぼ横丁」は絶対訪れるべきマストスポット | 東京note

路地がにぎわう神楽坂4丁目。兵庫横丁と共に名が知られる「かくれんぼ横丁」、ユニークな名前ですよね!このかくれんぼ横丁と名前がついた由来はふたつあるそう。

「お忍びで来た人を後ろからつけて来ても、横に入られると分からなくなる」からという説と「この近所には東京都内で初めて五つ子ちゃんを産んだお母様のご実家があり、実家の周りの路地でよく五つ子ちゃんがかくれんぼをしていたので祖父・森川安男さんがかくれんぼ横丁と呼んだ」とい説です。

その名に相応しく、趣のある石畳の路地に昔ながらよ美しい黒板塀が続き、一本横の筋へ入れば往年の花街よ風情が偲ばれる芸者新道へと通じます。
かくれんぼ横丁の周囲には老舗の料亭も多いのですが、リーズナブルな価格でランチを楽しめるお店もありますので老若男女問わずに人気のスポットです。

このかくれんぼ横丁には隠れた楽しみポイントがあります。
かくれんぼ横丁に敷き詰められた2万8千個もあるピンコロ石の中に「ハート」 「星」「ダイヤ」が刻まれている石があるのです。
平成28年に石畳をリニューアルした際ピンコロ石職員さんが好意ではめこんだそうで見つけた柄によってご利益があるとか!?

ハートは恋愛成就・星は出世運上昇・ダイヤは商売繁盛だそうですよ。
ハートはピンコロ石が切り抜かれているので比較的見つけやすいですが、星とダイヤは四角い石に刻まれているだけ。しかも2万8千個の中からですから探すのに相当苦労しそうですが、かくれんぼ横丁でかくれんぼしている石を見つけるのもいい思い出になりそうですね!

そんなハート石の近くにオススメのお店があります!「ハートの小路」という焼き菓子屋さんで、ハート石があるすぐ近くのマンションの1階にあるお店ということでこのお店の名前をつけたとかなんとか!?
人気商品はカヌレとチョコレート♡ハートの石畳をモチーフにしたチョコもあってミルク・ビター・ストロベリー風味のルビーチョコなど5種類があります。
入り口にかけられた♡マークの可愛いのれんが目印です。

兵庫横丁付近の料亭

石畳のグルメ迷路!新宿「神楽坂」で隠れ名店のある横丁5選 | 東京都 | トラベルjp 旅行ガイド

かつて神楽坂・兵庫横丁付近には神楽坂最大規模の料亭がありました。田中角栄など政界の著名人も利用した松ケ枝や喜久川は言わずと知れた老舗料亭がありました。現在は建物もなくなってしまいましたが、伏見火防稲荷神社には料亭の名前が刻まれています。

料亭といったら芸者さん、芸妓さんを思い浮かべる方も多いのでは?

神楽坂には本物の芸者さんを呼べる料亭が4ヶ所あります。現在芸者さん方は20人ほどいらっしゃり、みなさん東京神楽坂組合に所属。東京都内の料亭で活躍されています。
芸者さんといえば接客のプロフェッショナル。歌や踊りなどの伝統芸能を披露したり一緒にお酒を飲んでお話をしながら楽しいひとときを過ごすことができます。小さい頃から厳しいお稽古を積んできた芸者さんたちの「内なる美しさ」に触れることができる貴重な体験をすることが出来ます。

4軒のうち1軒が兵庫横丁にある「幸本(ゆきもと)」。
優雅なひとときを過ごすことが出来る料亭は全室が個室。お料理もさることながら、お店の雰囲気も最高です。
芸者さんと過ごすには予約が必要ですのでお気をつけください。

ただ、料亭によっては「一見さんお断り」の制度が残るところもあるようです。どうしても敷居を高く感じてしまいすよね。
そんな方には、「神楽坂おいしんぼ」というお店がオススメです。このお店ではランチとディナー両方を楽しむことができます。旧料亭の風情そのまま残した和みの一軒家です。お酒の種類も豊富なので、ディナーに行ってみるのがいいかもしれませんね。

リーズナブルなコース・セットのお料理を出してくれるお店も最近は増えてきました。
「神楽坂SHUN分家」は、2020年よりランチを始めたお店で、満足できる御膳料理が2000円ほどで楽しめます!
お料理の内容を見るとこの2000円という価格が破格だと評判です!

和食だけではなく、イタリアンや韓国料理のお店もありますよ!
「ALBOL」というイタリアンのお店は隠れ家すぎる!と人気のレストラン。
「古田」という表札が目印。訪れてみるとえー!一般のお宅!?と戸惑いますが、中に入るとオシャレなレストランでワインも絶品なお店です。

兵庫横丁の最寄り駅

兵庫横丁への最寄り駅は3つ。
 □JR飯田橋駅
 □都営地下鉄牛込神楽坂駅
 □東京メトロ神楽坂駅

どの駅からでも5分くらいで向かうことができるのですが、神楽坂のメイン通りである神楽坂通りから兵庫横丁へめざすことをオススメします。

神楽坂通りから兵庫横丁への入り口はとっっっても狭く、通り過ぎちゃったり、見つけられなかったりする人も多数。そうならないように簡単に見つけられるポイントをお教えします!

まず、目印として神楽坂通り沿いにある「毘沙門天善国寺」を目指しましょう。真っ赤な鳥居が道路沿いにあるのですぐ分かると思います。
善国寺の目の前に「杉玉」というお寿司屋さんがあり、その「杉玉」の左側にある極細道が兵庫横丁への入り口です!

入り口付近はすれ違いも難しいほど狭いので、覗いてみて人が歩いて来たら待ちましょう。道を進んでいくとだんだん広くはなりますがそれでも狭い道です。
お店が並ぶ路地とはいえ、周辺には住民の方もいらっしゃいますから、配慮ある行動をお願いしますね。

関連情報

  1. 新宿区ホーム
  2. 新宿・観光の見どころ満載の新宿を楽しもう! | 一般社団法人新宿観光振興協会
  3. 新宿区立図書館

住所:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂4丁目2−周辺

Google Map:https://goo.gl/maps/uVEFiui1HySfWyFm9

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